TOPページの「ためいき、更新中」って・・・6ヶ月もかかっちゃイカんです。
しかしほとんど本番のなかったこの半年、だから充電が出来たかといえば、それも怪しい。
6月に入って慌しく本番のステージが続きました。 7日には合唱指揮者協会の北とぴあ「合唱の祭典」で歌ってきました。コンクール以外で関西を出て演奏する機会ってほとんどないので、今回が関東デビュー(笑) 前期ロマン派の曲ばかりの演奏会。希望したメンデルスゾーンの宗教作品はすでに選曲されていたので、考えもしていなかった「世俗作品」にしました。 そういえば数年前のコンクールの課題曲に「秋の歌」があったな、と思い出しそれを中心に5曲で構成しました。 歌ってみると、これが結構難しいのですね。古典的な手法で作られていますが、和声の推移や、言葉が際立つリズム感、そして何よりもメロディーが美しい! 音楽の魅力を伝えるのには歌い手の力量とセンスが不可欠です。汗・・・。 本番は練習以上の出来(笑)で、気持ちよく歌えました。
15日は奈良県合唱祭。 久しぶりに歌った「やまと郡山城ホール」はやはり良いホールです。単に残響が長いとかではなく、音の伝わり方がナチュラルで、そして上質。講評でも仰っていましたが、良い音はさらに良く、悪い音はさらに悪くしてくれるホール(笑) 曲はメンデルスゾーン2曲とバッハのモテト。 このバッハは26年前、シェンヌが結成1年目で合唱祭初出場の時に「わけもわからず」歌った思い出の曲。30年近く前の、これもコンクールの選択曲の1曲。ドイツ語は当時大学で習い始めたばかりのショボイ知識を結集して「独自にあみ出した」オリジナル。 今も録音が残っていますが、聴いても正直、笑えません・・・。 26年が経った今、歌ったらどうなんだろう、と思い演奏しましたが・・・これは笑えます。
さて来週はいよいよ25周年演奏会。今回はじめて大阪の会場で演奏します。 バッハ、メンデルスゾーン、ブルックナーのドイツ音楽、三善先生の古典的名曲、さらに松下耕先生への委嘱初演。とても今のシェンヌの力ではこなし切れない量と質。 聴く側にとっても極度の緊張を強いられ苦痛の連続になることと思います。
25年間の集大成などというつもりはなく、今の私たちの目指すもの、そして今、最も共感できる音楽を聴いていただきたい、という想いで選曲しました。 どうか多くの方々に聴いていただき、ご意見を頂戴したいと思います。
憧れのいずみホールで歌うことで、私たちの力が少しでも引き出せたらという期待感もあります。 私たちの精一杯の音楽をお聞きいただければ、と思います。
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