ご無沙汰しております。 前回、いつ書いたのかすら記憶にない・・・。 夏を過ぎて、今はもう秋。そう関西コンクールも終わってしまいました。
夏の出来事を振り返るとイロイロあったな、と。 恒例の宝塚コンクールにはルネサンスとロマン派の2部門に出場。 思いがけず両部門で(初)金賞!これにはびっくり! ルネサンスは地味目な選曲でしたが、納得の演奏でした。
10年以上前の、本当に下手だった頃に一度選曲した2曲。 アネリオのモテトとタリスのエレミア。
それでなくても小さいステージなのに、いつもの年より雛壇が明らかに前過ぎる! 多分、指揮位置から2メートルも離れてなかったんじゃない?
でも、歌いやすい!! ホールトーンを「浴びながら」歌える感覚ってベガホール以外では味わえないかも。
ロマン派では5月の演奏会で歌ったブラームスのモテト。 こちらもまあまあの出来でした。
宝塚には20年前に初出場。ビブラートばりばりの超重いマドリガルとシャンソン。 その後4年間は予選通過すらできなかった・・・。 しかし初めての舞台で味わったベガホールの響きに魅せられて、また同じステージで演奏される他の出場団体のレベルの高さに驚かされて、すっかり私たちはあのコンクールの虜になってしまっていました。
挫折の繰り返し。 宝塚に限っていえば、コンクールでの賞を目指すのではなく「あのステージ」で歌うこと、そのものが目標でした。
コンクールとは思えない、アットホームな雰囲気。当日審査後に行われるレセプションでの交流の楽しさ。観客の方々の暖かい拍手・・・。
シェンヌは宝塚を目標にし、そして宝塚に育てられた合唱団です。 室内合唱という演奏形態を守り続けたいと思うのは、そこでの経験の積み重ねがあったから。
しかし現在のシェンヌの人数はこのコンクールのサイズには少々大きすぎます。 年に2つのコンクールという活動にも考え直す時が来ているかも知れません。
しばらく、このコンクールをお休みしてコンクール以外の「目標」を見つけてみたい。 そんな気持ちをメンバーに話したら、みんな快く了承してくれました。 来年の夏は、新たな目標へのスタートとするつもりです。
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