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[76]ちゃんと生きてます・・・(2008/12/08 17:22:25)
ご無沙汰しております・・・。
夏と秋を通り越して、季節は冬。もうすぐクリスマスやし・・・。
その間、色んなことがありました(当たり前。)

「25周年の演奏会」
初めての県外での演奏会。初めての委嘱初演。
無謀にもバッハのモテトを演奏したり・・・。
10年前には出来なかったことが実現できるようになったことで、少しは成長できたのかな、と喜びたいのですが、「じゃ、10年後は?」って訊かれたら、答えに困るなあ。
今はただ「続けていたい」と思うだけです。

「韓国の国際合唱祭」
初めての海外での演奏。
2泊3日のスケジュールは厳しかったデス。到着してすぐに一つ目のステージ。
準備期間もほとんどなくって、演奏曲は少ないレパートリーから選びました。
それだけに聴いてくださる方々の反応が心配でしたが、どんな地味な曲でもこちらが納得出来た演奏には「ブラボー‼」の声がかかる。これまた初めての経験・・・。
2日目のメインホールでの演奏では、集客の少なさに唖然としましたが、普段以上に?集中して丁寧な演奏を心掛けました。最後の曲を歌い終えた後のいつまでも鳴り続いた拍手の音が心地よかったです。

「全日本合唱コンクール」
去年はブラームス。で、今年は・・・と色々考えましたが、とにかくシードで歌えるのは今回が最後だと思って、今一番歌いたい曲を選曲しました。
いまさらだけど、何がわかったかって、やっぱり「シンプルなものはムズカシイ」ということ。
発声上のテクニックはものすごくソロイスティックなレベルを要求されるので、とても「歌い甲斐」があります。一方音楽的には何の細工も作戦も無効なわけで、とにかくその音楽に試されているようで、本当に怖かったです。
でも、でもとっても勉強になりました。これは本当デス。

翌日のBグループは全団体聴きました。響きの良いホールでしたので、サウンド的にはとても心地よく聴けました。「チカマツ」の2団体はすごくよかったなあ。特に岡崎の総合的なパフォーマンス力の高さには唸らされました。
またMODOKIはとにかく感動的な演奏で圧倒されました。シューベルトの「音楽」が極めて上質で潤いたっぷり。ペンデレツキは声の勢いに任せたりしないで、溢れるパッションの表出が知的なバランスを保っていて見事でした。すごい指揮者だな、って思う。これも本当デス。

コンクールの1週間後には合唱指揮者協会のコーラスマスタークラスで千原先生の新作2曲を初演しました。調子よくお引き受けしたものの、実質的には6日間で仕上げるのはシェンヌの力量では厳しすぎマシタ。でも当日の午前に千原先生にレッスンしていただいて、本番の中で何度か歌う中で、曲が見えてきました・・・。今では頭の中でこの2曲がグルグル回りつづけています(笑)

今月21日には県のアンコン。今年は女声合唱で参加します。23日にはクリスマスコンサート。今年は教会のオルガンと一緒に演奏します。これも楽しみ。

たくさんのステージに恵まれ、得がたい経験が今年もできました。
じっくりと腰を据えて音楽に取り組む中で学ぶこと。逆にスケジュールに追われながらもステージをある意味坦々とこなしていく中で力となるもの。
自分たちへの負荷のかけ方によっては、これからも成長し続けることができるんだろうが、本番の経験を積み上げるだけでは、絶対に到達しない領域があるように思う。
ステージに追われてそれを見失ってしまったらアカン。


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