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[46]この、夏。(2005/08/19 16:15:34)
それにしても盛りだくさんな夏だったなあ。
7月下旬からの世界合唱シンポジウムから始まり、その期間中にはコンゴのラ・グラース、三重のESTを奈良市にお招きしてのコミュニティコンサート。シンポの後半が終われば宝塚のコンクール、そして翌日の入賞団体コンサート。その後は、県内の高等学校4校の合唱部のコンクール前の練習にお邪魔して色々勉強をさせていただき、そのコンクールが終わったと思ったら島根の友達から出雲にJuriが来るからおいで、と誘われて感動的な演奏に触れ、おまけに藤井先生はじめメンバーのみなさま、出雲でご活躍の中学の先生方などなどと楽しく音楽のお話をさせていただいちゃって・・・。

で、結局、たくさんありすぎて何から書いたらいいのか判らなくなって更新が遅れてしまった・・・みたいな言い訳をするんでしょ。ってだれかに見破られてしまっていたりしたりするのですが・・・。

「世界合唱シンポジウム」7/27〜8/3
各演奏会の感想や、講習会の中身についてはあちこちのHPなんかでたくさん書かれていますが、私も(英語が苦手ですが)全日程参加してみました。
学校は夏休みですが、当然教員は出勤が原則。しかし「研修」ということでお許しを得ることができました。
最初は「ま、雰囲気を味わうだけでも」という程度の気持ちでしたが、実際はそんなもんじゃなかったです。
一番強く思ったのは、世界にはこんなにたくさん「真剣に」合唱音楽と向き合っている人がいるんだと気づかされたこと。二番目は、みんな自分の国の音楽・文化に強い誇りをもっていて、心から湧き出す表現の手段を持っているのだと感じたこと。また同時に日本人にはそういうものが希薄というか、根付いていないのではないかと疑問に思ったこと。
たくさん聴いたコンサートはどれもすばらしく、感動的でした。そしてやはり思ったことは、国や地域による声の違いや音に対する感覚の違いが、他の音楽の演奏形態に比べてものすごく多様であったということです。これは合唱音楽の可能性の広がりを示すことであると同時に、それぞれの地域の中で独自に作りだされた、一種の「閉鎖性」の表れなのかもしれません。

とにかく、一人で参加していたのであまり誰とも話す機会がなかったのですが、BGMのように耳元を流れる英語に(分かっているかのように)頷きながら、自分がこれまでやってきた合唱に対する取り組み方や、これから何を学ぶべきか、何を目指すべきかを繰り返し繰り返し考えつづけていたように思います。
行ってよかったのはもちろんのことですが、これが単なる一時的な刺激剤で終わらせてはいけないんですよね。

続きは、また・・・。


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